「着物で結婚式に参列するけれど、所作が不安…」「汚さないコツは?」と心配していませんか。
- 座り方のマナー
- 階段の上り下り
- 食事のマナー
- トイレの入り方
- 汚さないためのコツ
- 留袖の末広(扇子)のマナー
夢館では累計360,000件以上のレンタル実績があり、着物での所作についてもアドバイスしています。
座り方のマナー
椅子に座るとき
手順
- 椅子の前に立つ
- 右手で上前(表側の裾)を押さえる
- 左手で後ろの裾を持ち上げる
- 浅く腰掛ける
- 深く座らない(帯が潰れる)
- 背もたれに寄りかからない
- 裾が開かないよう注意
- 膝を揃える
長時間座る場合
- 30分ごとに少し姿勢を変える
- 帯が苦しくないか確認
- 裾が開いていないか確認
正座
手順
- 膝をつく前に裾を整える
- 右手で上前を押さえる
- ゆっくり座る
- 長時間の正座は避ける
- 足が痺れたら早めに崩す
階段の上り下り
上るとき
手順
- 右手で裾を軽く持ち上げる(5-10cm)
- 一段ずつゆっくり上る
- 手すりを使ってもOK
- 裾を踏まないよう注意
- 前かがみにならない
- 急がない
下りるとき
手順
- 右手で裾を軽く持ち上げる
- 一段ずつゆっくり下りる
- 手すりを活用
- 転倒に注意
- 足元をよく見る
食事のマナー
基本姿勢
- 前かがみにならない
- 膝の上にナプキンやハンカチ
- 襟元を保護
- 背筋を伸ばす
汚さないコツ
対策
- ナプキンやハンカチで襟元を保護
- 一口サイズで食べる
- 飲み物はストローを使う
- 箸を使う料理は特に注意
- 前かがみにならない
持ち物
- ハンカチ複数枚
- ティッシュ
- ナプキン(式場提供)
- ウェットティッシュ
万が一汚してしまったら
対処法
- すぐに軽く拭く(こすらない)
- 式場スタッフに相談
- ティッシュやハンカチで軽く押さえる
きもの安心保険
食べこぼしや泥はねは、きもの安心保険(+1,100円)で補償されます。

トイレの入り方
手順
- 裾を持ち上げて帯に挟む
- 用を足す
- 裾を下ろして整える
- 時間がかかるので余裕を持つ
- 帯を崩さないよう注意
- 裾が便器に触れないよう注意
- 手を洗う時も裾に注意
所要時間
10-15分程度見ておきましょう。
車の乗り降り
乗るとき
手順
- お尻から座る
- 足を揃えて車内に入れる
- 裾を整える
降りるとき
手順
- 足から外に出す
- お尻を浮かせて降りる
- 裾を整える
- 裾が挟まらないよう注意
- ドアに裾が触れないよう注意
留袖の末広(扇子)のマナー
留袖を着る際には、末広(すえひろ)と呼ばれる白い扇子を帯に差します。実際に開いて使うものではなく、礼装の格を示す飾り小物です。「末広がり」=末永く繁栄するという縁起のよい意味があり、結婚式などの慶事には欠かせません。
末広とは
末広は留袖の礼装セットの一部で、帯の左側に差して使います。実用的な扇子ではなく、慶事の席での格式を示す儀礼用の小物です。金色と銀色の面があり、金側を外向きに差すのが正しい作法です。

末広の帯への差し方
- 末広を確認する
-
金色の面と銀色の面を確認します。
- 向きを整える
-
金側を外向き(前側)、銀側を内向き(体側)にします。
- 帯の左側に差す
-
帯の上前(左側)に、やや斜めに差し込みます。扇子の先端が帯の上から2〜3cm出る程度が目安です。
- 右利き・左利きに関係なく、帯の左側に差すのがマナー
- 深く差しすぎると取り出しにくいので注意
- 歩いて落ちないよう、しっかり差し込む
式中の末広の扱い方
| 場面 | 末広の扱い |
|---|---|
| 立礼 | 右手に要(根本)を持って左手を添える |
| 椅子に座るとき | 帯から抜いて膝の上へ |
| 写真撮影 | 右手に要(根本)を持って左手を添える |
| 食事中 | 帯から抜いてバッグへ |
| トイレ | 帯から抜いてバッグへ |
座るとき
椅子に座る前に末広を帯から抜き、膝の上に置くかバッグに入れます。深く座ると末広が歪んだり落ちたりするため、座る前に取り出すのがスマートです。
写真撮影のとき
末広の要を右手に持ち、閉じたまま構えるのが正式なスタイルです。開いて持つのはNG。儀礼扇はあくまで飾りです。
よくある間違い
- 末広を開いて顔を隠したり、あおいだりする→ 儀礼扇は飾りです。開かないのがマナーです。
- 金側を内側に向けて差す→ 金側は必ず外向きに。内側だと見た目も不格好になります。
- 末広なしで留袖を着る→ 末広は礼装の一部。忘れずにセットで用意しましょう。
- カジュアルな扇子で代用する→ 必ず礼装用の白い末広(白骨扇)を使用してください。
末広の選び方
| 項目 | 選び方のポイント |
|---|---|
| 色 | 骨が黒塗りで地紙が金・銀のものが基本 |
| サイズ | 留袖用は5〜6寸(約15〜18cm)程度 |
まとめ
- 座るとき:浅く腰掛ける
- 階段:裾を持ち上げる
- 食事:ナプキンで襟元を保護
- トイレ:余裕を持って
汚さないコツ
- 前かがみにならない
- 一口サイズで食べる
- ストローを使う
- ハンカチ・ナプキンを活用


