
桜が咲いたと思ったらあっという間に散ってしまい、京都では早くも夏の風物詩「鴨川の川床」に向けて準備が進んでいます。
少し暑くなってきた時期のフォーマルな装いには、「単衣(ひとえ)訪問着」がおすすめです。
袷(あわせ)の着物と違って裏地がない分、軽くて涼しくお召しいただけるので、これからの時期にぴったり。
単衣は本来6月と9月に着用するお着物ですが、最近は温暖化の影響もあり、5月から着用される方も増えています。ただし、お茶会のような格式ある席では着物の種類が決められている場合もありますので、事前にご確認ください。
今回はそんな単衣の中から、初夏におすすめのお着物をご紹介します。
単衣(ひとえ)の訪問着とは


単衣とは、裏地を付けずに仕立てた着物のこと。
袷に比べて生地が一枚少ない分、軽やかで通気性に優れています。
うっすらとした透け感がありますが、中には肌襦袢や長襦袢を着用するため、お洋服のように肌着が透ける心配はありません。涼しげな白やパステルカラーも安心して選んでいただけます。
単衣の涼やかな色柄は、ご自身が涼しく感じられるだけでなく、周りの方の目にも爽やかな印象を与えてくれます。
初夏におすすめの単衣訪問着


初夏にぴったりなカキツバタの柄のお着物です。白とブルーの色味がとても涼しげで、季節感を美しく表現できます。


白の野ばらと流水が涼やかな一枚。濃いお色のお着物に涼しげな白い帯を合わせることで、初夏らしいコーディネートに仕上がります。


優しいクリーム地に淡いピンクのぼかしを施した、可愛らしい雰囲気のお着物です。涼しげな紫色の小花が散りばめられ、上品な華やかさがあります。


初夏の新緑を思わせる爽やかな薄緑の地色に、涼しげな流水文が描かれています。鶴や松、芍薬、梅といった吉祥柄が配された豪華な一枚で、主張しすぎず品よく華やかにお召しいただけます。


シャリ感のある代わり織りの薄群青色の一枚。ブルーグレーのぼかしと清らかな流水文が涼しげに描かれ、四季の花をちらした優しい色合いが魅力です。美しくはんなりとした印象でお召しいただけます。


着物ブランドとして人気の高い「ジャパンスタイル」のお着物です。素材はポリエステルですが、その分柄の発色が良く鮮やかな印象に。全体的に丸みのある松竹梅柄を配置しているので、可愛らしい雰囲気でお召しいただけます。
7月・8月の真夏には「絽(ろ)」の訪問着
本格的な真夏には、単衣よりもさらに透け感のある絽(ろ)のお着物があります。
7月・8月のフォーマルシーンには、絽の訪問着がおすすめです。
日本の季節に合った着物で、素敵な一日をお過ごしください。














